アイデアが浮かばない人、発想が湧かない人に向けて。無限にアイデアが出る方法を紹介します。僕は3年間アイデアを出し続けて、ネタ切れとは未だに無縁。
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頭を捻っても、唸っても、逆立ちしても、なにも思いつかない時ってありますよね?でも何かを出さないといけない。そんなジレンマ。
仕事の企画や、SNSやYouTubeなどの企画など、発信やアウトプットを日常的にしている人も多いと思います。常にネタ切れ問題と隣り合わせなんですよね。
僕は今年でブログを3年間継続しています。360記事以上を書いていきました。更新のペースはそこまで多くないものの、休むことなくコンスタントに続けています。
今のところ、ネタ切れはしていません。同じようなテーマを切り口を変えて書いているというのもありますが。そんな中で、見つけた僕なりのアイデアを出す方を紹介します!
・アイデアが全然浮かばない・・・
・ネタ切れしそう、発想が湧いてこない・・・
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- アイデアはひねり出すものでなく、至る所に落ちているもの
- アイデアを出すのに適した方法は、「半径1メートル以内」のことを書く
- ネタ切れをネタにしてしまうのもアリ
- ネタ切れは全てのクリエイターにとって恐怖
- 僕は今のところ、ネタ切れはしていない
- アイデアが浮かぶ為の方法はコレだ!
- 最後の最後は、「ネタ切れ」をネタにしろ!
- 【関連記事】言葉から発想する
- 【関連記事】千原ジュニアのメモ術に学ぶ
- まとめ
ネタ切れは全てのクリエイターにとって恐怖
自分で何かを作る、発信する。こういう人達が最も怖いもののひとつがネタ切れです。書くことがない、やりたいことがない、新しく作れない、こんな状況に陥るのが怖いんです。
昔の僕は漫画を読んだり、テレビを見ていて、
これってネタ切れの回やないか!
って思ったりするタイプでした。本筋とは関係ない日常の話とか、スポーツ漫画だったら、それぞれの休日の話とか。ドラマとかバラエティとかの総集編とか。ああいうやつ。
しかしブロガーになり、記事を書く中で思いました。
書くことなくなったら、終わりやん・・・
そうです、自分でコンテンツを生み出している人は等しくこの状況に置かれているのです。享受する側から、いざ作る側に来て始めて分かりました。編集者の皆さん、テレビ局の関係各位、昔はバカにしてごめんなさい。
制作しているうちが華で、何も生み出せなくなるとその時点で、価値はなくなってしまうんですね。クリエイターの置かれている環境は違います、作っているものの種類も違う、資金力も違う。
しかし全員に共通していることがひとつあります。何もアイデアが浮かばなくなったら、その時点で終了ということです。
会社の企画担当の方も同じですね。アイデアを出し、自分でそれを発信の形にまで持っていく。こういう人達にとっては、ネタ切れが何より怖い。まんじゅう怖い的なやつじゃないですよ、ガチで怖い。
僕は今のところ、ネタ切れはしていない
僕の話をしますと、ブログの運営期間は今年で3年、記事は360記事以上。今のところ、ネタ切れはありません。
正確にはアイデアが出ないことはあるのですが、毎回何とか頭を捻って、記事を書いています。泉のように湧き出るわけではなく、毎回思考して書くネタを見つけているイメージですね。
自然にアイデアが出てきたり、発想できる天才タイプではまるでない。ただ続けているうちに、段々とアイデアを出すコツが分かってきました。
昔は1記事あたりの分量は1,500字〜2,000字でした。今はだいたい4,000字〜5,000字です。 まさかの書いているうちに、1記事あたりのボリュームがどんどん濃くなっていっているんです。
普通に考えれば逆でしょう。書けば書くほどネタはなくなっていきます。アイデアは枯渇していきます。
ただ僕は、ブログを継続する中で、考え方を変えることにしたのです。
前提として、書くネタは無限にあることにする
自分の中から生み出すばかりが発想やアイデアではありません。アイデアのもとや、発想の種は日常生活にいっぱいあるのです。日々の暮らしの中に、無限のネタ元が潜んでいるんです。隠れているところから見つける、空中に飛んでいるものをキャッチする。
全部脳内から、0から、生み出さないととプレッシャーをかけると上手くいきません。ネタは無限に散りばめられている、自分はその中のどれを選ぶか、こういう思考に切り替えましょう。
アイデアが浮かぶ為の方法はコレだ!
「半径1メートル以内」をテーマにする
最近買った本の中で、一番面白かったのが、藤原麻里菜さんの「考える術」。この本は本当にオススメです。
閃きという非常に曖昧なものをもたらすための、具体的な方法で書いてくれています。閃きを閃きじゃなくすための本です。
普通の人なら閃いて出せるレベルのアイデアを具体的な方法で順序立てて出すイメージですね。
この藤原麻里菜さんは発明家で映像クリエイター。全く日常の中では役に立たないものを作る、「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeにも数多くの作品が投稿されています。
国外でも個展を出したり、まさに閃き・アイデアの最先端にいる人です。僕は本を読む時は、線を引いたり、気に入った箇所は折り目をつけるんです。
めっちゃ折り目つけてもうてる・・・笑
この中で僕も実践しているアイデア出し方法があったので、紹介します。それは「半径1メートル以内」から考えるというもの。
自分が生活している中で、半径1メートル以内で起こっている出来事を認識するんです。どんなことに心が動いたか、感情が動いたか。一番ネタにしやすいのは、どんなことにストレスを感じたかですね。
電車のストレス、食事の際のストレス、不便に感じたもの、言われてイラットしたことなどなど。
これは僕の持論、僕が半径1メートル以内で感じた悩みやストレスは僕個人のものです。ただ同じような種類の悩みを抱えている人は、日本だけでも100万人はいるはず。
上司がムカつく、今日は仕事に行く気にならない、スマホの動作が遅い、その瞬間に僕がイライラしている。でも今もどこかで同じ様なことでストレスを感じている人は、絶対にいる。
こういうことをネタにしましょう。個人的に感じたことだから詳細まで表現できる、しかも多くの人に「あるある」とも思ってもらえる。一石二鳥。
好きなものを、ミクロとマクロで書く
自分が好きなものをテーマにしましょう。好きなものならば書いていて苦にならないはず。ブログであれば、1つのテーマで30記事くらいかけるのが目安ですね。
ここまでだとありきたりなアドバイスになってしまいますので、補足します。好きなものをマクロとミクロで書きましょう。
大事なのは取り扱うトピックのレベル感、階層です。例えばファッションが好きなだと仮定します。ここでファッションが好きと言っても、様々な切り口があるわけです。
- ファッションの歴史や文化
- ファッションの哲学
- 有名なファッションデザイナー
- 全身のコーディネートの話
- トップスやボトムなど各部分の話
- ボトムの中でも、デニムの話
- デニムの中でも、リーバイスやリーやユニクロなど、それぞれのブランドの話
- デニムのお手入れや加工の話
上が最も括りが広く、下におりていくほど括りは狭くなっていきます。一口にファッションと言っても、色々な着眼点があるわけです。
自分が書くネタがないと思っているのは、その階層だけの話かもしれません。階層を上や下にずらすことで、まだまだ取り扱っていない切り口が見つかること請け合いです。
自分の体験談・エピソードを書く
自分の体験談やエピソードをネタにしましょう。正直これが一番強いです。 自分オリジナルの体験なので、人と被りませんし、体験したことをネタにするので、昨日よりも今日の方が書くことが多いはずだからです。
お笑い芸人さんのエピソードトークのイメージです。自分の体験したことをもとにアイデアやコンテンツのネタを作っていくわけです。
でもただそれを書くだけではダメです。
田中泰延さんの著書「読みたいことを、書けばいい。」では、ネットで読まれている文章の9割は随筆だとありました。
随筆とは、事象と心象が交わるところに、生まれる文章のこと。なにかの事象を見て、それに対して自分が思ったことや考えたことこそが需要があるわけです。
自分の感じたことだけを、ただただ書いてはいけないってことですね。実際の事象までちゃんと書き、それに対して自分の内面を書くのです。
本屋に行く
アウトプットはインプットを超えない
これは昔嫌いだった上司に言われた言葉です。嫌いな上司ではありましたが、この忠告にはなるほどと思いました。
人はアイデアを出す時に、0から生み出してはいないんですね。いるかもしれませんが、そんな人はマジの天才なので、僕からアドバイスできることなんて何もありゃしません。
アイデアを出す、発想をする、こんなのは基本的にリミックス芸なわけです。既存のものに、何かを付け加えたり、あるいは減らす。組み合わせたり、解釈を変えたりして新しいものを作るんです。
ではどうすれば良いのか。簡単です、自分の中に様々な知識や考えを入れておけば良いんです。インプットあるのみ。アウトプットするために、インプットあるのみ!
インプット方法は様々ありますが、オススメは本屋に行くこと。ネット書店ではなく、リアル店舗です。本屋を歩いているだけで様々な発見があります。今の売れ筋とか、世の中のトレンドも見えてくる。
気になった本を買えば勉強になるのはもちろんですが、書店を歩き置いてある本を眺めるだけでもアイデアを出しやすくなります。様々な人が頭を絞って、アイデアを出しまくって本を書いています。
いわば本屋はアイデアの最終到達地点とも言えますし、発想エネルギーが最も集中している箇所とも言えるかもしれません。プラスに働かないわけがないのです。
カラーバス効果を使う
ある一つのことを意識する。するとそれに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象をカラーバス効果と言います。
加藤昌治さんの「考具」という本にも記載されています。この本もアイデア術の本です。是非読んでみて下さい。
今日見つけた赤色のものを、1日の最後に教えてください
と言われて、あなたの1日がスタートしたとします。こうすると、いつもより赤色を見つけるようになります。ただ世界に赤色が増えたのかというとそんなことはありません。昨日と変わらないでしょう。
ただあなたの意識やアンテナの張り方が変わったのです。特別なことをしなくても、意識しているだけで見落としているものを見つけることができる様になります。
明日ブログで書くネタなんかないかな・・・
こう思って、外出することも多いんです。するとやはり何かしら糸口は見つかるもの。転がっているアイデアの種を拾うことができるのです。外には必ずアイデアの種が落ちている、外出する際はそう思って歩いてみて下さい。
最後の最後は、「ネタ切れ」をネタにしろ!
奇策というか荒業、あまり連発できない奥の手です。それはネタ切れをネタにすること。頑張っても頑張っても、閃かない様をコンテンツにしちゃうんです。
コンテンツを作る際には、感情の起伏って出てきますよね。楽しい体験をしたからそれをもとにする、ムカつくことがあったから作品を作った。アイデアを出そう出そうとして、四苦八苦することにも感情の起伏はあるわけです。
だったらその感情の動きや、アイデアを起こすためにした取り組みなどを書いて、「こんなにやったけど作品ができません」とネタにしてしまいましょう。
そんなのアリなの?
と思われる方もいるかもしれません。でも良いんです、持っている武器はすべからく使ってしまいましょう。
フェデリコ・フェリーニというイタリア人の映画監督がいます。巨匠中の巨匠。この監督の代表作に、1963年の「8 1/2」という映画があります。読み方は「はっかにぶんのいち」です。義務教育で習った呼び方なのですが、使っていなさすぎて、慣れませんね。17/2と同じです、算数的には。
名作中の名作とされていて、オールタイムの映画ランキングでは上位の常連さんです。ではどんな映画なのか。主人公の映画監督がネタ切れに終始困っている話です。
正直これだけ。音楽と映像が幻想的で、凄まじいクオリティの作品なんですが、描いているテーマはネタ切れ。主人公は映画監督なので、おそらく監督であるフェリーニの投影です。
やっべ、新作映画撮らないといけない。でも全然アイデアが出てこない。。。
終始こんな話。ですがこれが意外や意外、映画界に残る傑作なのです。つまりネタ切れというテーマで戦っても、魅力的なコンテンツを生み出せる可能性はあるのです。
あくまでも最終手段、最後の砦ですが。
【関連記事】言葉から発想する
言葉の響きや、組み合わせでアイデアを思いつくことも多い。アイデアが出ない時は、コピーライターの方のキャッチコピーなどを見るのもオススメです。
言葉とは不思議なもので、名前を与えてあげるだけで、概念に変えることができるんですね。とあるキャッチコピーライターの方は、世界で最も偉大な発明は「ライオン」と言いました。なぜでしょう?
【関連記事】千原ジュニアのメモ術に学ぶ
僕が最も好きな芸人の1人が千原ジュニア。トイレにノートを置いてあり、閃いた内容を書き留めているとのこと。その内容を書籍にまでしているのです。これぞアイデアの極地。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- アイデアはひねり出すものでなく、至る所に落ちているもの
- アイデアを出すのに適した方法は、「半径1メートル以内」のことを書く
- ネタ切れをネタにしてしまうのもアリ
僕は毎日ちょっとずつ記事を書いています。まだまだ失速はしません。もっと面白い記事が書きたい。もっと共感してもらえるようなアイデアを出したい。頑張ります、この記事があなたの参考に少しでもなれば最高です。
ではでは!