「趣味は映画鑑賞です」という言葉は信用できない!映画好きをレベル分けをしてみた!映画好き同士でも会話が噛み合ない場面もコレで解決!
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「趣味は映画観賞です」。このセリフ何度も口にしましたし、耳にしました。初対面の場や自己紹介の際などで多いですよね。しかし、どうでしょうか、「趣味映画鑑賞」の含みの広さたるや東京ドームくらいありませんか?
少なくとも、僕は「映画を観るのが好き」という人と楽しく談笑できた経験は10回に1回くらい。つまり、人の数だけ、映画鑑賞の定義があるのです。
同じ入り口ではありますが、全く違う景色を見ている映画鑑賞者たち。ここで僕が提案したいのは、映画鑑賞のレベルを付けませんかということ。映画鑑賞レベル1~5まで付けてみて、それを基に会話するのです。
これで、映画の話をする際に齟齬がなくなります。もし嚙み合わなくても、「あぁ、あの人はレベル1で私はレベル4だから仕方ないわね。ごめんあそばせ。」と不満を抱かないこと請け合いです!
・趣味が映画鑑賞の人は多いけど、会話がかみ合わない
・おれは、世間の映画好きよりも映画が好きなんだぜ
という人に向けて書きました。
最初に結論から!
- 「趣味は映画鑑賞」とは言うが、レベル差はある
- 映画好きをレベル分けをしてみると、違いが分かりやすい
- あなたはレベルがいくつ?
「趣味は映画鑑賞」という言葉は信用できない
映画が好きという方は多いでしょうが、熱意に差があるのもまた事実。というか、逆に
映画観るなんて絶対に嫌だぜ!
という人もほとんど見ない。熱狂的に好きな人から、どちらかと言えば好きという人まで多くいるわけです。
それに、映画はデートコースにも組み込まれやすいので、異性に自己紹介する際に無難な趣味とも言えるわけですよね。つまり、映画鑑賞を趣味としている人達の中でも、厳然たる差はあるわけです。
以前、バイト先で自己紹介カードを書いてと言われた際に、趣味の欄に映画鑑賞と書きました。すると、それを見ていたバイトの人が小馬鹿にしたように
なんかありきたりですね~
とか言ってきました。
なめんじゃねぇ!こちとら、ちゃんと観た映画は全てノートにメモってんじゃい、そこらの奴らと一緒にすんななどと内心で憤慨したものです。
偏見ですが、「映画を監督で選ぶか」が一つの指標ですね。映画を監督で選ぶようになったら、1つ上のステージです。(上から目線ですんません。)
「我こそは映画好きだ!」という誇り高き同志たちは、少なくとも1度は以下のような憂き目にあっているはず。
- 趣味が映画鑑賞という人と話すも、かみ合わない
- 「永遠の〇が泣けますよ!」などと勧められて会話する気がなくなる
- 趣味が映画鑑賞と言って、「何の映画が好きですか?・最近観た映画は何ですか?」と聞かれ答えるも、相手はポカンとしている
さて、映画好きにレベルを付けてみましょう!
映画好きレベル1
- 全く映画を観ない、観てもドラマの劇場版
- 日曜洋画劇場などでしか観ない
- 映画に対して受動的
レベル1は映画を観るのが非常に稀な人達。別に映画が嫌いというわけではないですが、そこまで観るわけじゃない。
イベント的に、テレビで放送される「天空の城ラピュタ」は観て、ちゃんと「バルス」とツイートはする。
しかし、レベル1の人でも、
映画ですか?好きですよ!
みたいなテンションでいるからタチが悪い。笑 ちゃんと見極めましょう!ここで注意したいのが、映画のウンチクや自分の好き度合いを熱く語りすぎてはいけないということ。
僕も過去に何回かしてしまいましたが、好きの温度差を感じられると、途端に気持ち悪がられますね。。。
映画好きレベル2
- メジャーシリーズものは観ている、ハリーポッターなど
- テレビで大掛かりなCMを流している映画しか観ない
レベル2が結構多いかもしれない。テレビなどでバンバンCMが流れるもの、世間でブームになったものはチェックする、そういったレベル。
「君の名は」とかはちゃんとチェックしている層。ただし、公開後すぐに観ていなくて、世間的にブームになったら観る、そういった塩梅。
あまり映画を、自分から掘る気概はないタイプ。 映画を観るというよりも、世間のブームに乗っかるとか、流行を押さえてないといけないとかその感覚ですね。
普段からサッカーは観ないけどワールドカップになったら見るとか、今期の流行みたいだからレザー着ようとかと似ています。
偉そうに書きましたが、僕も明るくない分野に関してはコレに近い。初心者からもうすぐで一歩抜けるかといったところでしょうか。
映画好きレベル3
- 好きな映画監督を5人言える
- 好きな俳優を10人言える
- 監督で映画を決めだす
ここら辺からグンとレベルアップ。ここまで来ると、そこそこ映画好きですね。ちなみに、僕の最も好きな監督はクエンティン・タランティーノ。
好きな監督を聞かれて名前が何人かすぐに出てくれば大したもの。個人的な所感ですが、映画監督で映画を選ぶかどうかが一つの大きな境目と言えるでしょう。
え、映画監督で映画を決めるんですか?
と言ったリアクションをしばしば受けます。個人的には当たり前ではと思うのですが、実はそうでもないらしい。
シェフでご飯を食べるお店を決めないんですか?
と言われたら困ってしまうので、もしかするとそんな感じに思われているのかもしれません。
こだわり出したら、生産者さんのことが気になるということでしょうか。
映画好きレベル4
- 白黒映画でもお気に入りがある
- 韓国映画にハマりだす
- デートで女性受けが関係ない映画でも全然いけてしまう
ここら辺から、「映画オタク」の領域ですね。最新のものだけでなく、古い映画もきちんと押さえておかないといけません。
ちなみに、写真は白黒映画の大傑作「駅馬車」。映画評論家の淀川長治さんが、「映画の全てがここに詰まっている」とも評したほどの泣く子も黙る映画。
見る機会が多いのは、日本の映画かアメリカの映画、たまにイギリスの映画くらいなもの。ですが、韓国、フランス、インド、スペインなどにもトライしてみる必要がでてくるのがこのレベル。
ここまで来ると、映画というカルチャーに深い愛情とリスペクトの気持ちがわき起こっているはず。努力せずとも、好きという気持ちだけで勝手に深堀りできてしまう。
映画好きレベル5
- 人にお勧めの映画を質問されると、いきなり答えられなくなる(逆に)
- 観たい映画があるから観るのではない、映画を観るのは生活の一部になっている
さて、レベル5。一応の最高レベルがここ。
居酒屋で、オフィスで、教室で人にこう質問されました。
映画好きだったら、何かオススメの映画を教えて!
ここですぐに答えたらまだまだ素人です。なぜなら、映画という文化の裾野の広さを認識できていないから。
ここで、映画通であれば脳内は
この人は普段どれくらい映画を観ているんだ?邦画派なのか、洋画派なのか?どれくらい映画を知っているのか?メジャー作品かマイナー作品かどちらを求めているんだ?単純に感動したいとかそういうことか?
と色々シュミレーションするはず。ちなみに、「ライムスター宇多丸の映画カウンセリング」では、様々な悩みを抱えている方にその悩みを解決するための映画を処方箋として紹介していました。
これぞあるべき姿!
あと、レベル5にもなると、 観たい映画があるから観るのではないんです。意識的に映画を観る時間を確保しているので、観るべき映画を探すのです。
世の中の母親が、「今日の献立何にしようかしら」と悩んでいるのと同じことです。ご飯を作るというのが前提にある、これと同様に映画を観るという前提がある、そういうことです。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
- 「趣味は映画鑑賞」とは言うが、レベル差はある
- 映画好きをレベル分けをしてみると、違いが分かりやすい
- あなたはレベルがいくつ?
僕は言わずもがなレベル5です。というか、僕自身がレベル分けを決めたので威張れることじゃないですが。笑
映画好きと一口に言っても、多種多様。お互いのコミュニケーションの齟齬がこのレベル分けで減ることを祈るのみ。笑
映画好きの方は以下の記事も覗いてみて下さい!
ではでは!