人生に絶望した若者は太宰治を読め!人間失格になる前に!
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太宰治の小説が好きだ。
濃厚に「退廃」という2文字が立ち込めているから。
「生きたい」という意思を見失いがちになっている現代社会。
逆説的に命の尊さを教えてくれるのが、太宰治の作品達。
人生に絶望している人こそ、太宰治の小説を読みましょう!
一生寄り添ってくれる存在です。
(転用元:https://matome.naver.jp/odai/2143951415793180101)
現代社会は効率を重視し過ぎ!?
夏の終わりによく見る新聞記事
8月末や、9月頭に毎年見る新聞記事があります。
それは、「辛かったら逃げても良い」という記事。
これは、お寺の住職の方や、教育評論家の方が小・中・高の学生に向けたもの。
夏休みが終わるタイミングで自ら命を断ってしまう生徒が多くいるからだそう。
最初は、僕はこの記事は素晴らしいものだと思っていました。
最悪の選択をとる前に先手をうっているんだと。
しかし、本当にそうでしょうか。
よく考えてみて下さい。
そんな記事を見る様になったのは、ここ最近の話。
僕は20代半ばですが、僕が学生の時はそんなものはなかった。(おそらく)
つまり、この10年ほどでこういう記事が必要になってしまう世の中になってしまったのです。
意味を求めすぎると疲弊する
「それってする意味あるんですか?」
口にしたことあるかないかは別れるかもしれませんが、誰でも一度は思ったことあるはず。
僕もしょっちゅう思っていますよ。
仕事もプライベートでも。
これしても仕方ないんじゃないかとか、無駄な努力はしたくないとか。
スマホで調べれば、色々分かりますしね。
自分で額に汗かく必要も無くなってきているのが現状です。
しかし怖いのが、そうやって段々効率や意味を重視しすぎる様になったこと。
だって、日常生活のことはほとんど意味がないですから。
もちろん家事や、日々のルーティンは意味はありますが、将来につながったり短期的な生活に繋がる意味というものはあまりない。
華々しい成功を欲しがり、それに最短で行こうと考えると確かに全て意味がなく見えてしまいます。
SNSやメディアで常に自分より成功していたり、お金持ちだったり、良い生活をしている人が目に入ってきます。
確かに歯がゆくなりますよね。
僕が好きじゃない言葉が「勝ち組・負け組」。
買ったとか負けたとかって勝負が終わった後に分かるもの。
人生の途中経過で勝ち負け決めんなよって思っています。
ウサギと亀のレースを知らないのかって。笑
意味があるかないかで行動するのはあまりオススメではありません。
だって、そこに信念はないから。
「好きか・嫌いか」で行動してみても良いかも。
役に立ちそうなビジネス本も良いですが、たまには一見何の役にも立たなさそうな文学とか読んでみましょう。
寄り道の多さは、人間の深さと比例していると思っています。
どんな文学がいいかって?
そうですね、、、
太宰治とか・・・
太宰治はポルノである
芸人で言えば、ピースの又吉さん。
太宰治の大ファンだと公言しています。
日本を代表する作家で、その人気はまだまだ衰えていません。
2019年にも「人間失格 太宰と3人の女たち」という映画が公開されました。
死んで70年以上経つのに、この人気です。
(転用元: https://tokushu.eiga-log.com/new/22905.html)
とにかく人気がある作家なので、生い立ちとか太宰に関する通り一辺倒のことはあえて書きません。
割愛します。
なので、僕から見た太宰の凄さ・好きな所を書きます。
僕は何故太宰が好きなのか・・・
優れた鬱作品を数多く出しているから!
語弊が多い表現をあえて使っています。
お許しください。
太宰作品にちりばめられている要素はずばり「退廃」!
そもそもその気質に満ちている人だったと思うのです。
太宰の最期を見ても分かる通りですね。
「人間失格」はすでに多くの人の語られているので、あえて違う作品で。
僕のオススメを2冊あげるなら、「ヴィヨンの妻」と「斜陽」。
まぁ、どちらも超有名ですが。笑
ストーリーも面白いですし、登場人物も最高。
とにかく、太宰作品に登場する男は高確率でクズばっかり。笑
そして僕は、太宰作品はある意味ポルノだと思っています。
世の中に、性に関するDVDや本は多くあります。
そんなHなビデオのおかげで、世の性犯罪が減っていると聞いたことがあります。
映像を見ることで、疑似体験をして実際にそのような行動をとることを抑止しているんだろうなと。
太宰治作品も全く同じです。
人間の醜い部分を切り取り、「退廃」させ必ず最期には「破滅」する。
人間って心の奥底に多少なりとも退廃思想や、破滅願望があると思っていて。
それを代行してくれているのが太宰作品ではないでしょうか。
人生つまらない・・・
何やっても報われない・・・
人間関係が煩わしい・・・
もうどうなってもいいや・・・
生きていても仕方ないのかな・・・
このループに落ちている人にこそ、太宰治を読んでほしい。
あなたの絶望を、太宰が代わりに昇華してくれます!!
まとめ
昔の中国の天才思想家は、ある時悩み事が頭から離れず自らの命を・・・
何をそんな悩んでいたのか・・・
空が落ちてきたらどうしよう・・・
笑っていいんだか、どうなんだか笑
天才すぎるアーティストは悲惨な最期をたどりがち。
太宰もそうだし、三島由紀夫もそうですね。
音楽で言えば、ニルヴァーナのカートコバーンとかもか。
僕らは正直、そこまで天才じゃないから大丈夫!笑
人生に悲観したり、考えすぎて悩んだりなんてのは凡人には100年早いのです。
天才作家は人生の絶望を文字で表現してくれました。
読んで、破滅願望を満たして、恐れずに次の一歩を踏み出しましょう!
ではでは!